CFRP(炭素繊維強化プラスチック)は、鉄やアルミなどに比べて強度や剛性がある上、軽いなどいろいろな特性がありますが、お値段はというと、やっぱり鉄やアルミなど一般的な他の素材に比べるとまだまだお高いものです。
単純にサイズだけで比較してみると下図のように圧倒的にCFRPは高価。(下図はあくまで一般的なものを参考価格で比較したもの)
CFRP板 | アルミ板 | 鉄板 | プラスチック | |
板厚1mm | 100mmx330mm | 300mmx300mm | 300mmx300mm | 257mmx364mmx2枚 |
サイズ | 1 | x3倍 | x3倍 | x5倍 |
参考値段 | ¥3,024 | ¥1,700 | ¥1,120 | ¥770 |
値段比較 | 1 | 1/5 | 1/8 | 1/20 |
その上、CFRPの切削や成形加工もあまり一般的ではないので加工費用もお高めになります。 素材代や加工代を押してでも、CFRPを使うメリットがあるもの・・・たとえば、鉄より軽くて、強さが必要なものにもっともっとCFRPが広く使われるようになれば。 すでに航空機や車、スポーツ用品、医療器具など様々なものに使用されていますが、「CFRP」や「炭素繊維」「複合材」などの名前はまだまだ一般的には知られてはいません。
ごくごく一般の人にもCFRPの特性や価値を知ってもらい、CFRP自体がもっと身近な素材になって、広く流通するようになれば、お値段もずっとお手頃になってくるかもしれません。
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